田植えとは? 自宅で出来る田植え体験

田植え

小学校の教師と生徒の、とあるお話。

ある日、生徒が描いた絵を見て、教師は首をひねりました。

青々と茂る草に白い点々がたくさんついているのです。

先生が「これ、何?」と聞くと、生徒は「お米」と答えました。

それは、「田んぼに、お米がなっている絵」だったのです。

「田んぼで白米ができる」と思い込んでいる子供は、

一人だけではありませんでした。

先生は目が点になりました。

今の時代では、

学校でプランターなどを使って「米作り」をするようですから、

こんな誤解をする子供はいないでしょう。

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田植えとは

「田植え」とは、水田稲作において、苗代に種もみをまいて、

育った苗を本田に移し植えることです。

日本では一部の地方をのぞいて、

苗の移植栽培が一般的に行われています。

田植えは縄文時代の末から行われていたようですが、

多くの労働力を必要とする、きわめてきつい仕事でした。

家族労働だけでは足りず、人を雇ったり、

村人達が協力したりして働きました。

田植えをするのは主として女性で、「早乙女(さおとめ)」と呼ばれました。

男達は苗代での苗取り、苗運び、本田の整地を行いました。

田植えをするのは四月半ばから五月半ば過ぎまでです。

旧暦でも五月で、雨の多い時季です。雨の中の作業は、きつかったと思います。

腰をまげてのつらい仕事だからこそ、楽しみが必要です。

田植えの前には、田の神に豊作を祈って、農民達は歌い踊りました。

これは「田楽」と呼ばれ、

平安時代の貴族や鎌倉・室町時代の武家達が見物して楽しむようになりました。

猿楽(散楽)という古い芸能と結びついて、

今の能楽(お能)になったのです。

田植えという重労働は第二次世界大戦後も続き、

1970年代になって、ようやく機械化されるようになりました。

「田植えという重労働」を理解するには、

体験してみるのが一番いいのですが、

農村に住んでいるならまだしも、

コンクリートジャングルで暮らす都会の人間にはむずかしいでしょうか?

自宅で出来る田植え体験

学校で行っているような「田植え」なら、家庭でもできますよ。

まずバケツかプランターを用意します。

発泡スチロールの箱でもかまいません。

ここに「畑の土」を入れます。

土は、園芸店やマーケットの園芸用品売り場で売っています。

そして水を深さ5cmまで入れます。

これが「本田」です。

そこへ苗を2~3本ずつ2~3cmの深さに植えます。

苗は園芸店で買えますよ。
田植え後1週間たったら、水を3cmくらいに減らします。

その後は、1週間に1度、水を新しくします。

水道水を使う時は、

あらかじめバケツに汲み置きして、日なたで温めておきます。

水が冷たいと枯れてしまうことがあります。

稲が実ったら刈り取ります。

稲穂を10日間ほどよく乾燥させてから、モミを落とします。

モミはワリバシや茶わんを使って、こき落とします。

次にモミの皮を取ります。

すり鉢にモミをいれて、軟式野球ボールでこすります。

ボールが手に入らなければ、スリコギを使ってもかまいません。

ただし、力を入れないように気をつけてね。

モミの皮を取った米を玄米といいます。

玄米を広口のビンに入れて、スリコギで上下につくと、

糠(ぬか)が取れて白米になります。

かなり時間がかかります。

本格的に田植えを体験することもできますよ。

田植え体験

各地域の田植え体験

千葉県山武市の教育用水田の周辺をはじめ、

埼玉県や神奈川県の農園で「田植え体験」を行っています。

どこも、東京から車で一時間くらいのところです。

道具も用意してくれるそうです。

予約制ですが、インターネットで「田植え体験」と入力すれば、

いろいろな農園のサイトが出てきますから、簡単に予約できます。

「稲刈り」まで体験できるコースもありますよ。

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