日本最大のサンバイベント
浅草サンバカーニバル
毎8月の最終土曜日に行われる浅草サンバカーニバル。
サンバのパレードはもちろん、サンバのコンテストもあるイベントです。
2015年今年で第34回の開催を迎えます。
日本最大と言われるだけあり東京都台東区の馬道通りから雷門通りの間を歩きます。
そんな浅草サンバカーニバルにただ行くだけでは他のサンバを見ても同じですよね。
浅草ならではのサンバカーニバルを探して見たいと思います。
サンバとは・・・
皆さんご存知の通りサンバとはブラジルの代表的な音楽の1つです。
アルゼンチンにも同じサンバという名前のつく踊りがありますが、全く違うものだそうです。
4分の2拍子で行われるダンスであるサンバは、
19世紀末にブラジルの東北部にある港町「バイーヤ」で発祥されたと言われています。
バイーヤは現在のサルバドールと言われる土地なのですが、
当時のバイーヤは奴隷貿易が行われておりアフリカから連れて来られた黒人が多く上陸していました。
そのアフリカ系の黒人が持ち込んだ、打楽器飲みを使う音楽がサンバの元だと言われております。
その音楽にヨーロッパ系の舞曲を取り入れ混ざり合ったことによって今のサンバとなったそうです。
因みに、ラテン音楽の1つに分類されております。
しかしながら、使用する楽器がラテン音楽に使われるものとは違っていることから、
ラテン音楽には含まれないという意見もあるそうです。
浅草サンバカーニバルの歴史
浅草は元々映画館や演芸といった娯楽の一大中心地として有名でした。
しかし、昭和30年~40年代当時には町の活気は失いつつあった事により
浅草サンバカーニバルが開催されたようです。
1981年に初めて行われたサンバカーニバルですが、
当時の観光連盟はサンバの知識やアイディアがなかったそうです。
それにより当時では既に兵庫県神戸市の神戸まつりでサンバが行われていたことから、
読売新聞社を通じ神戸まつりの関係者にコンタクトを取っていたそうです。
浅草サンバカーニバルの起源として伴淳三郎の話が有名です。
しかし、実際は神戸まつりの関係者に浅草サンバカーニバルのアイディアを流用していたそうです。
浅草サンバカーニバルの開催当初はまだ、本格的なサンバチームが少なかったそうです。
その後はサンバの様式とは違ったチームが多かったそうですが、
最近は本格的なブラジルスタイルのサンバが多くなっています。
更に開催当初は夜間に開催されていましたが、
現在は参加者や観客の安全を考慮し夕方には終わるようになっています。
また2011年は隅田川花火大会が延期になったことにより、
サンバカーニバルと開催日が重なってしまい、開催することを断念したそうです。
2015年の日程
2015年のサンバカーニバルは8月29日に行われます。
時間は例年通り、昼の1時~6時に行われます。
コンテストは1時半から行われる予定なので、楽しみにしてはいかがでしょうか?
まとめ
浅草サンバカーニバルは年々本格的になり、参加人数の増えていっています。
多くの人が楽しみにしている証拠だと思います。
衣装も、日本では考えられないサンバならでわの華やかなものが多いです。
日本の風情が豊かな浅草ですが、
この日だけはまるでトリップしたかのように浅草の雰囲気がなくなります。
日本の暑さに疲れてしまった方には
この浅草サンバカーニバルに行くのがいいのではないでしょうか?
決して温度が変わるわけではありませんが、
なんだか気持ちいい気分になると思いますよ。